タイトルに惹かれて買ってみたけど、内容は著者の2人の思考法を紹介するものである。
彼らは、共に東大卒、司法試験在学中に合格、そして社会で活躍をなされていて、どちらも非凡な存在であることは間違いないと思う。(ボクの思い込みかもしれないが)
そんな著者が書き下ろしたこの本は、社会で成功するために必要なノウハウ本でなく、むしろそれに対するアンチテーゼで書かれているものである。
その多くは精神性に関するものである。
この本を読んで特に印象が深かったフレーズがある。
「欠点を認識し、補う手を打つ」である。
欠点とは弱点。弱点を素直に認める、弱点を無視するのでなく。
そしてその弱点をカバーできるシステムを構築する。
この具体例がこの本には載っているのだ。ただし、あくまでも著者の話であるが。
著者も言っているが、人は一人一人違う。
好きなものも違えば、考え方も違う。
著者は自分の例を示すと同時に僕たち独自の方法を模索せよと述べている。
ノウハウ本はこれをやれば成功する!と謳っているが、それは著者が成功した例であって、他人がそれで成功するとは限らない。
人間はみな違うからだ。
だからこそ成功したいなら自分独自の方法を模索せよと訴えているのだと思う。
立ち読みでもいいので、一度だけ読んでみることをオススメする。
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